【亜州ビジネス編集部】
タイホテル協会(THA)とタイ中央銀行の調査によると、2021年10月の国内ホテル稼働率は23.5%となり、前月(15.5%)から上昇した。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進んだ上、政府の国内旅行促進策がプラスに影響した。プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
国内のホテル189カ所を対象に調査した。稼働率は5地方のうち東部の27.3%が最も高く、東北部が25.3%、中部が23.8%、北部が22.7%、南部が19.7%だった。
一方、10月に一時休業したホテルの割合は全体の8%で、9月の14%から低下した。一時休業したホテルの多くは第4四半期の営業再開を予定している。全面的に営業したホテルの割合は67%と、9月の51%から上昇。10月の売上高が新型コロナ流行前の19年10月に比べ50%以上に回復したホテルは、全体の22%だった。