【亜州ビジネス編集部】
商業銀行大手のカシコン銀行(KBANK)は12日、ベトナムのホーチミン市に同国初となる支店を開設したと発表した。企業のベトナム進出やスタートアップ投資などを支援。来年の融資額は150億バーツ(約520億円)、預金残高は12億バーツを目指す。
2015年に設置した駐在員事務所を格上げした。世界的にも速いペースで成長している国であり、潜在力が大きいとみて支店の開設を決めた。モバイルバンキングアプリ「Kプラス」などのデジタルサービスを導入し、5年以内に800万人の顧客獲得を見込む。また、500人以上の雇用を創出する。
同行は海外で、ラオスに銀行を構えるほか、米国のロサンゼルスや中国の深セン、カンボジアのプノンペンなどで支店を運営。また、東京やベトナムのハノイ、ミャンマーのヤンゴン、インドネシアのジャカルタなどに駐在員事務所を設けている。