【タイ】FTA締結国との貿易額、1〜9月は25%増

【亜州ビジネス編集部】

商務省貿易交渉局のオラモン局長は、2021年1〜9月の自由貿易協定(FTA)締結国との貿易額が前年同期比25%増の2532億1224万米ドルだったと発表した。

貿易額全体の64%を占めた。うち輸出額は18%増の1236億9389万米ドルとなり、輸出額全体の伸び率(15.5%)を上回った。14日付プーチャッカーンなどが伝えた。

輸出先別では、FTAを締結している全18カ国・地域で増加。チリ(67%増)やニュージーランド(61%増)、インド(58%増)、韓国(41%増)、ペルー(40%増)、中国(27%増)、日本(14%増)など大半が2桁増だった。

輸出額を品目別でみると、農産物(農業・畜産・水産を含む)が33%増の148億4953万米ドル、農産物加工品が4%増の88億7780万米ドル、工業製品が16%増の804億305万米ドル。FTA利用率はそれぞれ75%、63%、59%だった。

同局長は、来年1月1日に発効する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)により、タイの輸出額がさらに拡大すると見込んでいる。


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