【亜州ビジネス編集部】
19〜28日の日程で「第19回 広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)」が開催される。今回の会場も中国輸出入商品交易会展示館を選んだ。
展示車両の総数は、前回比で40台増の1020台に上る。うち世界初公開は54モデル、コンセプトカーは28台とそろって増加した。
各メーカーが持ち込む新エネルギー自動車(NEV)は、前回比で7割増の241台に拡大している。うち海外ブランドは88台(NEV全体の35.6%)を数えた。
中国の新車市場では、ここにきてNEVの人気がさらに高まっている。中国汽車工業協会などの統計によると、今年10月の国内販売は、前年同期比134.9%増の約38万3000台に拡大。前月比でも7.2%増加し、月次最多を再び更新した。1〜10月の累計では、2.9倍の合計254万2000台に積み上がっている。
NEV製品の販売比率は、急ピッチに上昇している。中国電子商会の智能電汽車専門委員会によると、今年1〜9月にかけたNEV製品の末端販売は、年初来累計で全国175万100台に達した。新車販売に占める比率は11.5%にまで拡大している。四半期別のNEV販売と新車販売に占める比率は、第1四半期が43万1900台の7.96%、第2四半期が56万6000台の11.24%、第3四半期が75万2200台の15.80%で推移した。