【亜州ビジネス編集部】
タイ電気自動車協会(EVAT)は、電気自動車(EV)充電所でのDC(直流)式の急速充電器の設置数を、2035年までにコネクター数で1万2000個に増やす目標を明らかにした。EVの普及拡大を後押しする。18日付ターンセタキットなどが伝えた。
21年末の設置数は1000個程度にとどまる見通し。
現在の主な設置数は、エネルギー関連事業を手掛けるエナジー・アブソルート(EA)の「EAエニウェア」が571個、地方電力公団(PEA)の「PEAボルタ」が111個など。中国自動車メーカーの長城汽車(GWM)や、上海汽車集団傘下の「MG」なども充電所を展開している。また、国営石油PTTの完全子会社アルン・プラスは、22年に充電器を1000台まで増やす計画を打ち出している。