【亜州ビジネス編集部】
タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センターは18日、2022年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比プラス4.2%と発表した。外国人観光客の本格的な受け入れ再開が成長を後押しし、21年のプラス1.5%から加速すると見込む。同日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
農業部門がプラス3.3%、非農業部門がプラス4.3%と予測。21年はそれぞれプラス2.7%、プラス1.4%とみている。
外国人による観光収入は3000億バーツを見込む。21年(120億バーツ)の25倍に拡大する見通し。また、経済活動の再開が進むことで、民間消費が4.5%増(21年は1.4%増)、民間投資が4.1%増(4.0%増)、公共投資が7.1%増(6.0%増)に拡大。一方、公共支出は1.6%増(2.5%増)、輸出額は5.4%増(16.5%増)と前年の伸びを下回るものの、いずれも堅調に推移するとの見方を示した。
インフレ率は1.5%と予測。原油高で燃料価格が上昇し、21年(1.2%)を上回る見通し。