【亜州ビジネス編集部】
エネルギー規制委員会(ERC)は、2022年1〜4月の電気料金を引き上げることを決定した。
発電燃料の6割を占める天然ガスの価格が上昇していることが要因。1ユニット(キロワット時)当たりの電気料金を4.6%引き上げ、平均3.78バーツとする。同委員会は4カ月ごとに料金を見直しており、引き上げは19年1〜4月以来となる。20日付ターンセタキットなどが伝えた。
電気料金に含まれる燃料調整税(Ft)を1ユニット当たり現行のマイナス0.1532バーツからプラス0.0139バーツに引き上げることで値上げを実施する。
22年1〜4月の電力需要は前期(21年9〜12月)比1.3%増と予測。発電燃料の60.3%を天然ガスが占めるとみている。