【亜州ビジネス編集部】
チャイウット・デジタル経済社会相は、国内デジタル経済の対国内総生産（GDP）比が2030年までに30％を上回るとの見通しを発表した。新型コロナウイルス流行を背景に急速に拡大している上、高速通信規格「5G」技術の普及が後押しすると見込む。17日付ターンセタキットなどが伝えた。
デジタル経済は年率10％以上のペースで成長しており、GDP成長率の2.5倍に達している。特に新型コロナの影響で国内経済が減速する中、電子商取引（EC）やクラウドサービスの利用が拡大。関連投資やスタートアップ企業などが増加し、デジタル経済の発展につながっていると説明した。
デジタル経済社会省は、02年に設置された情報通信技術（ICT）省が前身となり、16年に発足。無線インターネット通信網の整備や遠隔医療サービスのアクセス改善、クラウド技術を活用した中小企業や農家の支援などに取り組んでいる。
