【亜州ビジネス編集部】
タイ国トヨタ自動車(TMT)の24日発表によると、2021年10月の国内新車販売台数は前年同月比13.0%減の6万4462台だった。前年割れは4カ月連続。新型コロナウイルスの流行や洪水被害の拡大が影響した。前月比では0.5%増だった。
販売の内訳は、乗用車が前年同月比11.2%減の1万9950台、1トンピックアップトラック(乗用ピックアップ=PPVを除く)が15.1%減の3万1178台など。
多くのメーカーが2桁の落ち込みだった。
首位トヨタが11.1%減、
2位いすゞが10.3%減
3位ホンダが20.3%減
1〜10月の全体の販売台数は前年同期比2.1%減の59万6393台。乗用車は7.2%減の19万6090台、1トンピックアップトラックは4.1%減の27万1807台だった。
TMTは11月の新車市場について、引き続き回復に向かっていると指摘。新型コロナ対策の活動制限が緩和され、11月1日からは隔離なしで入国できる制度が始まったことなどで、消費者心理が上向いていると説明した。12月に開催される自動車展示販売会に向けた各社の新モデル投入にも期待を示した。タイ工業連盟(FTI)は21年通期の国内新車販売台数を75万台と予測している。