【亜州ビジネス編集部】
商務省流通事業開発局の発表によると、2021年10月の会社設立登記数は前年同月比3%増の5555社だった。プラスは3カ月連続。9月1日から新型コロナウイルス対策の活動制限が一部緩和されたことがプラスに影響した。前月比では5%減だった。25日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
業種別では、建設業(605社)、不動産業(280社)、運輸業(203社)の順に多かった。
運輸業はインターネット通販の需要が高まったことで、6カ月連続で3位にランクイン。以前まで3位以内に入っていた飲食業は新型コロナ流行がマイナスに影響し、上位から外れている。全体の登録資本金総額は前年同月比50%減の219億6541万バーツだった。
一方、全体の倒産数は4%減の1976社で、建設業(148社)、不動産業(97社)、宝くじ販売業(67社)の順に多かった。資本金総額は27倍の2076億5357万バーツだった。
1〜10月の登記数は前年同期比14%増の6万3611社、倒産数は14%減の1万725社だった。同局は21年の登記数を前年比3〜11%増の6万5000〜7万社と予測。新型コロナのワクチン普及や活動制限の緩和、外国人観光客の本格的な受け入れ再開などがプラスに影響すると見込んでいる。