【亜州ビジネス編集部】
6月末にハイブリッド車(HV)を発売してタイ市場に参入した中国自動車メーカーの長城汽車(GWM)は25日、HVタイプの小型スポーツ多目的車(SUV)「初恋(ジョリオン)」を正式発表した。
ラヨーン県の工場で生産する2モデル目で、タイ市場への車両投入は3モデル目となった。販売価格は87万9000バーツから。来月中に納車を開始する。同日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
排気量は1500cc、モーターの出力は190馬力で、「テック」「プロ」「ウルトラ」の3タイプを発表した。日系メーカーの車両の価格を10万〜18万バーツ下回る設定となった。
ラヨーン工場での生産は、同じHVタイプの小型SUV「H6」がタイ初のモデル。同社は6月末にH6を、先月末には中国からの輸入で電気自動車(EV)「好猫(グッドキャット)」を発売した。H6は8〜10月に3カ月連続で国内小型SUV市場のトップに立ったとされる。