【亜州ビジネス編集部】
中国で近年、漫画やアニメ、ゲーム関連などのIPコンテンツ産業が急速に成長している。広東省東莞市で21日まで開催された「第12回中国国際映像・漫画・アニメ版権保護・貿易博覧会」では、著作権使用承諾など、37件の契約が交わされた。21世紀経済報道が24日付で伝えた。
中国における漫画・アニメ産業の付加価値生産額は2020年に2500億人民元(約4兆4400億円)に膨らんだ。中でもキャラクター関連のフィギュアなど玩具は愛好者が多く、市場の拡大ピッチが速い。
愛好者数は前年比で30%増の伸びを示し、24年には市場規模が763億人民元に膨らむとの予測もある。この分野では人気トイブランド「ポップマート」を展開する泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート・インターナショナル・グループ)が成長をけん引している。