【亜州ビジネス編集部】
スリヤ工業相によると、2021年1〜9月のタイの医療機器輸出額は前年同期比22.2%増の1374億2600万バーツだった。高齢化の進展や新型コロナウイルスの流行などを背景に需要が高まったことで大きく伸びている。
21年通期では前年比29.6%増の2056億6400万バーツに伸びる見通し。ターンセタキットなどが伝えた。
同相は、27年までにタイを東南アジア域内の医療機器の中心的な生産拠点とする方針を表明。工業省工業経済事務局(OIE)が行動計画を策定し、近く閣議提案する。デジタル化に対応する国際水準の品質を構築して競争力を高める。
OIEのトンチャイ事務局長は、従来の電子産業のサプライチェーン(供給網)を強化し、スマートエレクトロニクス産業に発展させる行動計画などの策定を進めていると説明した。国内外からの投資を呼び込む。