【亜州ビジネス編集部】
ベトナム統計総局によると、2021年1〜11月に事業を停止した企業の数は前年同期比17.3%増の5万2108社だった。1〜10月の16.0%から伸びがやや加速。
全ての産業で増加しており、農林水産業は22.4%増の682社、工業・建設業は17.3%増の1万4191社、サービス業は17.1%増の3万7235社だった。
工業・建設業の中では建設業が17.8%増の7182社、製造業が13.3%増の6210社で、企業数の多さが目立った。
電気・水道・ガスは473社と数は少ないものの、増加率は80.5%と高かった。
サービス業では教育・訓練サービスが38.0%増の1173社で最も伸びが高い。
企業数では卸小売り・自動車バイク修理サービスが16.3%増の1万9267社で最多だった。
一方、1〜11月に解散手続きを終えた企業は1万4864社で、前年同期を3.7%下回った。農林水産業は24.3%増の358社、工業・建設業は6.7%増の3575社、サービス業は7.4%増の1万931社だった。
1〜11月の新設企業数は15.0%減の10万5616社。新設企業による雇用者数は78万4218人で、前年同期から19.2%減少した。
産業別の新設数は、農林水産業が25.2%減の1826社、工業・建設業が24.0%減の2万8305社、サービス業が10.7%減の7万5485社。工業・建設業の中では建設業が17.7%減の1万2955社、製造業が11.5%減の1万3640社と多かった。サービス業では、卸小売り・自動車バイク修理業が11.6%減の3万6210社で多かった。
1〜11月に事業を再開した企業は4万530社で、前年同期から0.7%減少。農業は15.0%減の578社、工業・建設業は0.7%減の1万1572社、サービス業は0.4%減の2万8380社だった。