【亜州ビジネス編集部】
ヨネックスは6日、東部チャチュンサオ県で操業するテニスボール生産販売会社をブリヂストンから買収すると発表した。生産体制を強化し、テニス事業全体の拡大につなげる。一方、ブリヂストンは売却について、事業再編の一貫と説明した。
ヨネックスは、ブリヂストンテクニファイバー(BSTF)の株式86.8%を、ブリヂストンスポーツから年内に買い取る。取得額は非公表。株式の残り13.2%はテニス用品の仏テクニファイバーが出資している。
BSTFは2005年設立で、資本金3200万バーツ。20年の売上高は5億4400万バーツだった。従業員数は21年10月末時点で608人。ヨネックスはBSTFからテニスボールを仕入れている。
ブリヂストンは昨年末にテニス事業から撤退し、日本でのテクニファイバー・ブランド製品の販売も終了している。