【亜州ビジネス編集部】
ハノイ市人民委員会は、市中心部へのバイク乗り入れを2025年に禁止する方針だ。
元々は30年を計画していたが、環境汚染や騒音の悪化を理由に5年前倒しする計画で、近く可決する見通し。VNエクスプレスが7日付で伝えた。
25年からはハノイ環状3号線の内側へのバイク乗り入れを禁止する。30年からは環状4号線の内側への乗り入れを禁止し、範囲を広げる。
市内には560万台のバイクと60万台の自動車が登録されている。公共交通機関の発達が遅れ、個人用乗り物が移動手段の主流となった結果、渋滞や環境汚染が深刻化している。市内にはバス路線が140本あるが、移動需要の31%しか満たしていないとされる。