【亜州ビジネス編集部】
タイ商工会議所大学の9日発表によると、2021年11月の消費者信頼感指数(100以上が好感)は44.9となり、前月の43.9を上回った。3カ月連続で上昇し、指数は過去7カ月で最高となった。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進み、消費者心理が改善した。
同大学は指数上昇の要因として、下記なども挙げた。
◆11月1日から外国人観光客の本格的な受け入れが再開されたこと
◆タイ中央銀行が政策金利を0.5%に据え置いたこと
◆政府が国民や企業への支援策を実施していること
◆10月の輸出額が前年同月比17.3%増と好調だったこと
一方、マイナス要因には、下記なども挙げた。
◆新型コロナの感染拡大が続いていること
◆南部や中部などで洪水が発生していること
◆生活費が高止まりしていること
今回の調査対象は全国の消費者2247人。指数は「良い、良くなった」と回答した人の割合から「悪い、悪くなった」と回答した人の割合を差し引き、100を足した値。