【亜州ビジネス編集部】
1〜12日にインパクトで開催された自動車展示販売会「第38回タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」で、自動車の販売台数は前年開催の第37回に比べ6.4%少ない3万1583台だった。前年割れは3年連続となる。主催のインターメディア・コンサルタンツ(IMC)が13日発表した。
バイクの販売台数は34.2%減の3253台、来場者数は約3%減の115万人、バイクや部品なども含むイベント全体での販売総額は約440億バーツ。車両1台当たりの平均販売価格は自動車が前年より8.2%低い130万8053バーツ、バイクが39万8831バーツだった。
自動車販売全体に占める車種別の割合は、スポーツ多目的車(SUV)が49.8%で最大。前年から9.4ポイント上昇し、乗用車を上回った。前年に最大だった乗用車は5.8ポイント低下の35.1%。これにピックアップトラックが10.6%で続いた。
自動車のメーカー別販売は、首位トヨタが5715台、2位ホンダが4115台など。中国車では、同国最大手の上海汽車集団傘下のMGが2297台で5位に入ったほか、今年6月にタイ市場に参入した長城汽車が868台だった。
同イベントは毎年11〜12月、バンコク近郊のコンベンションセンター「インパクト・ムアントンタニ」で開催される。