【亜州ビジネス編集部】
政府は21日の閣議で、住宅の譲渡手数料(評価額の2%)と登記手数料(1%)の0.01%への引き下げを、1年間延長することを決定した。1戸300万バーツ未満の住宅を対象に、来年末まで適用する。同日付ターンセタキットなどが伝えた。
今年1月の閣議で12月末までの1年間延長を決定していたが、さらに1年延ばす。新型コロナウイルスの影響に配慮して国民の負担を軽減する。
今年10月にタイ中央銀行が住宅ローン規制を緩和したことと合わせ、住宅市場の回復につなげる。同規制の緩和では、これまで住宅価格や所有戸数に応じて、融資額の上限を住宅価格の70〜100%に設定していたものを、いずれも100%(頭金不要)に引き上げた。時限措置として来年末まで実施している。