【亜州ビジネス編集部】
商務省流通事業開発局の発表によると、2021年11月の会社設立登記数は前年同月比26%増の5642社だった。プラスは4カ月連続。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和などがプラスに影響し、前月比でも2%増となった。23日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
業種別では、建設業(566社)、不動産業(287社)、運輸業(195社)の順に多かった。運輸業はインターネット通販の需要が高まったことで、7カ月連続で3位にランクイン。以前まで3位以内に入っていた飲食業は新型コロナ流行がマイナスに影響し、上位から外れている。全体の登録資本金総額は前年同月比9%増の169億8340万バーツ(約580億円)だった。
一方、全体の倒産数は18%増の2892社で、建設業(204社)、不動産業(148社)、飲食業(77社)の順に多かった。資本金総額は5.6倍の1092億7111万バーツだった。
1〜11月の登記数は前年同期比15%増の6万9253社、倒産数は9%減の1万3617社だった。同局は21年の登記数を前年比14%増の7万2000社と予測。目標とする6万5000〜7万社を上回るとの見方を示した。ただ、新型コロナ変異株のオミクロン株が発生したことで、状況を注視する必要があると指摘した。