【ベトナム】21年のアパレル輸出額11%増へ、世界2位に浮上

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム国営繊維グループ(ビナテックス)は、ベトナムの2021年のアパレル輸出額が390億米ドルとなり、前年比で11.2%増となる見通しを明らかにした。新型コロナウイルス流行前の19年も0.3%上回る見込み。輸出額はバングラデシュを抜き、中国に次ぐ世界2位になるとみている。ハノイタイムズが伝えた。

ブオン・ドゥク・アイン広報担当がこのほど記者会見で明らかにした。輸出額は1ランク上げて世界2位になるものの、これはバングラデシュ含め他国が伸び悩んだためで、ベトナムの輸出自体は予想より伸びないとしている。

ビナテックスの売上高は前年比10.7%増の16兆4000億ドン(約826億円)、税引き前利益は前年比2倍、19年比70%増の1兆2000億ドンを見込む。ビナテックスの強みは価格競争力にあるが、アイン氏は、今後は軍服や消防服、環境配慮型の衣服「グリーン・ファッション」などのニッチ分野にも注力するとしている。


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