【亜州ビジネス編集部】
国際線の定期便が1日、約2年ぶりに運航を再開した。
政府は、新型コロナウイルス流行が発生した20年3月から定期便を停止。その後はチャーター便のみ運航し、ベトナム人の帰国や外国人専門家らの来訪のみを許可していたが、事態が改善したことで一般客向け定期便の再開に踏み切った。ベトナムニュースが2日付で伝えた。
ベトナム航空の再開後初の定期便は、カンボジア・プノンペン発ホーチミン市着の便で、121人が搭乗。ベトジェットエア(VJC)は成田発ハノイ着の便を飛ばし、143人が利用した。
ベトナム航空は今年上半期に15カ国・地域をつなぐ定期便を再開する予定。まずは年初から2週間に米国、日本、韓国、台湾、シンガポール、タイ、ラオス、カンボジアの便を再開する。その後、英国、フランス、ドイツ、ロシア、豪州、香港、マレーシアに路線を拡大する。
ベトジェットは今回就航した成田便のほかに、ハノイとホーチミン市から台湾、シンガポール、タイ、韓国をつなぐ便の定期便スケジュールを発表している。
なお渡航できるのは、新型コロナワクチンを2回接種済みまたは感染後に完全回復し、さらに新型コロナ検査で陰性が証明された人に限られる。ハノイとホーチミン市からの便については、航空会社が無料で新型コロナ検査を行うとしている。