【亜州ビジネス編集部】
中国の自動車関連製品貿易が高水準で推移している。
2021年1〜11月の貿易額は、前年同期比37.4%増の1847億6000万米ドル(約21兆4100億円)に達した。うち輸入は21.5%増の849億4000万米ドル、輸出は54.6%増の998億2000万米ドル。差し引き148億8000万米ドルの貿易黒字を確保している。中国税関の資料を整理し、中国汽車工業協会がこのほど報告した。
11カ月の完成車貿易動向は、輸入が7.1%増の87万9000台、輸出が100%増の192万8000台。輸入額は22.7%増の497億5000万米ドル、輸出額は120%増の313億8000万米ドルに達した。また、車部品の貿易額は、輸入が19.8%増の351億9000万米ドル、輸出が35.4%増の684億4000万米ドルで推移している。
一方、11月の月次貿易は、17.4%増の191億4000万米ドルに伸びた。うち輸入は64.6%増の87億9000万米ドル、輸出は33.2%増の103億5000万米ドルに上る。差し引き15億6000万米ドルの貿易黒字となった。
11月の完成車貿易は、輸入が24.3%減の8万1000台、輸出が69.5%増の21万7000台。金額ベースでは、輸入が2.1%減の53億3000万米ドル、輸出が99.2%増の36億1000万米ドルで推移した。車部品の貿易額は、輸入が12.2%増の34億6000万米ドル、輸出が13.2%増の67億4000万米ドルに上っている。