【亜州ビジネス編集部】
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、2021年の国内新車販売台数は前年比66.8%増の88万7202台だった。
前年に新型コロナウイルスの影響で大幅減だった反動で急伸。月を追うごとに回復が鮮明になっており、現免税措置の終了前の駆け込み需要もあった12月は、9万6673台と18年12月以降で最多だった。ただ、年間の販売台数は、100万台を超えていた新型コロナ前の水準を依然として下回っている。21年の生産台数は62.6%増の112万1967台だった。
ガイキンドは22年の販売台数を90万台と予測。奢侈税(PPnBM)の減免措置が21年末で終了したことで、年初は販売が低調に推移するとみている。
21年の車種別販売は乗用車が69.7%増、商用車が58.9%増。
ブランド別では首位トヨタが29万5768台でシェア30.3%を占め、2位のダイハツは16万4906台、3位の三菱自動車は10万7605台だった。3社とも80%を超える増加だった。
ブランド別の生産は、首位トヨタが61.4%増の46万5434台、2位ダイハツが81.3%増の16万3819台、3位三菱自が77.8%増の14万6594台などだった。
12月は販売・生産とも前年同月比で7割の増加。共に乗用車が8割増と大きく伸びた。生産台数は11万8386台となり、19年11月以降で最多。ダイハツと三菱自は販売・生産とも2倍以上に増えた。