【亜州ビジネス編集部】
タイ商工会議所大学の13日発表によると、2021年12月の消費者信頼感指数(100以上が好感)は46.2となり、前月の44.9を上回った。4カ月連続で上昇し、指数は過去9カ月で最高となった。
同大学は指数上昇の要因として、下記などを挙げた。
◆政府の消費刺激策
◆ワクチン接種の進展
◆タイ中央銀行が政策金利を0.5%に据え置いたこと
◆中銀が21年の国内総生産(GDP)成長率予測を前年比0.9%に上方修正したこと
◆11月の輸出額が前年同月比24.7%増と好調だったこと
マイナス要因には、下記などを挙げた。
◆新型コロナ変異株のオミクロン株に対する懸念が広がっていること
◆生活費が高止まりしていること
◆ガソリン小売価格が上昇していること
今回の調査対象は全国の消費者2245人。指数は「良い、良くなった」と回答した人の割合から「悪い、悪くなった」と回答した人の割合を差し引き、100を足した値。