【亜州ビジネス編集部】
工業省工場局のワンチャイ局長は、工場の臭気レベルを測定する装置「Eノーズ」を開発する方針を明らかにした。
電気化学技術や多様なセンサーを活用し、人体に悪影響を与えるにおいを検出。毎年平均300件の苦情が寄せられている悪臭の改善につなげる。19日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
全2期に分けて開発し、2024年の実用化を目指す。第1期では、約1年かけて技術仕様を定義。第2期では試験を重ね、各産業の臭気レベルをまとめる。
開発には、素材最大手サイアム・セメント(SCC)傘下で包装材事業を手掛けるSCGパッケージングや、国立タマサート大学などが協力する。