【中国】JALが「微信」に公式ミニプログラム開設、越境EC始動

【亜州ビジネス編集部】

日本航空(JAL)は26日、中国最大のSNSアプリ「微信(WeChat)」内に公式ミニプログラム(小程序)「日本航空優選」を27日付で開設し、越境ECを開始すると発表した。日本の地域経済の持続的な発展に向けた「JALふるさとプロジェクト」の一環。日本の名産品を順次販売する予定だ。

全国の自治体や、地域創生に取り組む企業・団体と連携して、各地の加工食品、日本酒、工芸品、化粧品などを売り込む。また、日中間の高速一貫国際輸送プラットフォームを持つJAL宏遠が輸送手配を担うため、だれでも簡単に出品を行うことができるという。

併せて、各地域の文化・観光情報発信によるプロモーションを実施して、ポストコロナにおけるインバウンドの誘致促進に取り組む。訪日需要の獲得と、人流・物流の促進による地域活性化への貢献を目指す。

また、強力な販売促進体制を構築。ミニプログラムの運営支援で高い実績を誇る「有賛(Youzan)」と連携し、販売強化・促進を図る。JALの北京、天津、大連、上海、広州の各支店でも、物産展イベントの開催やSNSでの発信を通して認知向上に注力する。


亜州ビジネスChina
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