【亜州ビジネス編集部】
東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の経済を調査・監視するASEAN+3マクロ経済調査事務局(AMRO)は25日に発表したリポートで、2022年のASEAN域内総生産(GDP)成長率を5.2%と予測した。新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染が広がったことで、21月10月時点の5.8%から予測を引き下げた。
10カ国のうち6カ国で下方修正した。観光業が盛んなタイは3.6%とし、前回予測から2.2ポイント引き下げ。
インドネシアやマレーシアについても前回予測を下回る見通しを示した。
一方、ベトナムやシンガポールは据え置いており、ベトナムでは7.5%の高い成長を見込む。
日中韓を合わせたASEAN+3の成長率予測は4.9%とし、0.1ポイント引き下げた。
日本を2.9%に上方修正する一方、香港を3.6%に下方修正した。中国本土は5.5%に据え置いた。