【亜州ビジネス編集部】
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、2022年1月の国内新車販売台数は前年同月比58.9%増の8万4062台だった。
前年同月に新型コロナウイルスの影響で大幅減だった反動で、ここ数カ月は5〜7割増が続いている。ただ、前月比では13.0%減少した。前月は減免税措置の終了が予定されていたため、販売が増えていた。
車種別では乗用車が前年同月比64.9%増、商用車が43.9%増。ブランド別では首位トヨタが2万2886台でシェア27.2%を占め、2位のダイハツは1万8319台、3位の三菱自動車は1万2135台だった。
1月の生産台数は48.1%増の11万3004台。新型コロナ流行前の20年1月も上回る水準に回復している。乗用車が前年同月比50.0%増、商用車が41.3%増だった。商用車の生産台数は2万3904台で、20年1月以来の多さだった。
ガイキンドは1月中旬、22年の販売台数予測を90万台と発表した。ただ、発表後に減免税措置の延長が決まったため、上振れの可能性がある。21年は前年比66.8%増の88万7202台だった。