【亜州ビジネス編集部】
北京冬季オリンピックの招致以来、中国当局が掲げてきたウインタースポーツ(氷雪スポーツ)の競技人口を3億人に拡大する目標が達成されたことが分かった。
中国各地ではこれまでに、各地域の実状に応じた一連の氷雪スポーツが続々と展開されており、氷雪スポーツは人々のライフスタイルの一部になりつつある。2022北京プレスセンターが開催した記者会見の内容として、中国国営メディアが17日付で報じた。
国家体育総局のデータによれば、北京冬季オリンピックの招致成功から2021年10月までに、氷雪スポーツの競技人口は全国で3億4600万人に達した。普及率は24.56%となっている。中国の氷雪スポーツは従来のニッチなスポーツから大衆スポーツに成長し、競技者の参加空間は限られた地域から全国に拡大している。また2020〜21年にかけて、全国のウインター観光客は2億3000万人に膨らんだ。
氷雪スポーツについて、国家体育総局の責任者は地方の活性化や地域経済の転換を促進し、持続可能で質の高い経済発展を実現するための重要な役割を果たしていると述べた。