【亜州ビジネス編集部】
ホーチミン市運輸局は16日、港湾利用者に対してインフラ使用料の徴収を試験的に開始した。
これまで数回にわたり導入を先延ばしにしてきた新料金で、試験運用は3月15日まで実施。4月1日にも正式に徴収を開始する。サイゴンタイムズが伝えた。
インフラ使用料はもともと昨年7月からの徴収を予定していたが、新型コロナウイルス流行による企業の業績不振を受け、いったんは同年10月まで開始時期を延期。コロナ禍が長引いたことから、さらに先送りした。
徴収額は重量などによって異なり、ばら積みでは1トン当たり1万5000ドン(約75円)から、40フィートコンテナは1個440万ドンとなる。徴収開始後は年間3兆ドンの収入を見込んでいる。港湾周辺の道路改修に充て、物流の効率化を図る。