【亜州ビジネス編集部】
三井住友ファイナンス&リースは、LIXILがバンコク北郊で操業する工場向けに屋根上設置型の太陽光発電設備をリースすると発表した。
出力は5メガワット(MW)で、月内に運転を開始。二酸化炭素(CO2)排出量を年2200トン削減できると見込む。日本の環境省の「2国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」を活用する。
SMFLが代表事業者として事業全体の取りまとめを行う。発電設備は、LIXIL現地法人のトステムタイが工場の屋根に導入。年間で690万キロワット時(kWh)を発電し、全量を工場内で消費する。
工場はナワナコン工業団地に立地し、敷地面積は59万平方メートル。アルミの鋳造から加工まで手掛ける一貫工場で、サッシやドアなどLIXILのアルミ建材の3割を生産している。