【亜州ビジネス編集部】
観光・スポーツ省の集計によると、2022年1月の外国人来訪者数は前年同月比で17.4倍となる13万3903人だった。
新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進んだ上、前年同月に落ち込んでいた反動があり、大きく伸びた。ただ、新型コロナ変異株のオミクロン株が流行し、ワクチン接種などを条件に入国者に対する隔離義務を免除する制度が一時的に停止されたことで、前月比では41.9%減となった。
前年同月を上回るのは10カ月連続。
◆ロシア=2万3760人(前年同月比63.7倍)
◆ドイツ=1万1859人(13.8倍)
◆英国=9712人(14.9倍)
◆フランス=7355人(13.9倍)
◆米国=7315人(9.7倍)――の順に多かった
中国は3110人(5.4倍)
日本は2400人(12.4倍)
21年の外国人来訪者数は前年比93.6%減の42万7869人だった。マイナスは2年連続。比較対象の20年は3月まで新型コロナ流行の影響が小さかったことから、大幅減となった。タイ国政府観光庁(TAT)は22年の目標を1000万人、23年を2000万人に設定している。新型コロナ流行前の19年実績は約4000万人だった。