【亜州ビジネス編集部】
商務省流通事業開発局の発表によると、2022年1月の会社設立登記数は前年同月比9%増の7972社となり、10年ぶりの高水準だった。
プラスは6カ月連続。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和などが追い風となり、前月比では115%増だった。プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
業種別では、建設業(914社)、不動産業(318社)、運輸業(244社)の順に多かった。
伸び率では、建設業と運輸業のほか、新型コロナ流行を背景に薬草の栽培事業が目立った。全体の登録資本金総額は前年同月比6%減の290億8196万バーツだった。
一方、全体の倒産数は10%減の999社で、建設業(89社)、不動産業(47社)、飲食業(27社)の順に多かった。資本金総額は69%減の24億4717万バーツだった。
21年の会社設立登記数は前年比15%増の7万2958社だった。同局は、22年の登記数を7万〜7万5000社と予測。新型コロナ対策の活動制限の緩和や、政府による消費刺激策の実施などがプラスに影響すると見込んでいる。