【亜州ビジネス編集部】
産業用ロボット関連の起業が中国で活発化している。
2021年の起業数は、前年比で72.97%増の4万6000社あまりに達した。
登録資本別の起業は、1000万人民元(約1億8300万円)以上が全体の24.32%、100万人民元以下が19.83%など。
主な創業地は、江蘇省の2万4000社超、広東省の1万9000社超、山東省の1万2000社超などとなっている。企業情報検索サイトの天眼査が2日に報告した内容として、中国新聞網が伝えた。
5G通信、ビッグデータ、クラウド・コンピューティング、人工知能(AI)などの新技術を導入しながら、産業用ロボットは鉄鋼、自動車、装備、電子、石油化学などの分野に浸透しつつある。
資料によると、中国で新たに設置された産業用ロボットは、21年通年で21万台(前年比↑20%)に達した。アジア産業用ロボット市場全体の2分の3を超えたという。