【亜州ビジネス編集部】
イスマイルサブリ首相は8日、新型コロナウイルスワクチンの接種などを条件として来月1日から隔離なしでの入国を認めると発表した。
店舗の夜間営業規制など他の新型コロナ関連規制も多くを廃止する。
新型コロナウイルスの新規感染数は高水準にあるものの、重症化率が低く抑えられている上、ワクチン接種も進んでいることから、規制緩和に舵を切る。同日付各紙が伝えた。
首相は「エンデミック(風土病)期に移行する」と宣言。
ワクチンの接種や入国時に検査を受けることなどを条件に、隔離なしでの入国を認めると表明した。
マレーシア人の出国時に必要とされる新型コロナ対策関連の手続きも大幅に緩和する。出入国規制の他にも、企業の従業員の出社制限や集会などの人数制限をなくす。一方、公共の場でのマスク着用は引き続き義務付ける。