【亜州ビジネス編集部】
三菱自動車の現地法人ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は7日、国営郵便会社タイランドポスト(タイポスト)などと共同で、電気自動車(EV)による配達の実証実験を行うと発表した。
三菱自の軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」2台を郵便や小包の配達で使用し、データを収集して実用化に向けた検証を行う。
実証実験の期間は1年。バンコク北部とパトゥムターニー県の計2カ所の郵便局に車両を配備し、配達に使用する。国営石油PTT傘下で給油所運営・小売事業を行うPTTオイル・アンド・リテールビジネス(PTTOR)も事業に参画し、郵便局への充電器設置で協力する。
ミニキャブ・ミーブは2人乗りで、350キログラムの荷物の搭載が可能。日本では運送会社や小売会社に約9000台が導入されている。