【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が10日発表した2022年2月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比67.8%増の2万2802台だった。
増加は2カ月連続。ただ2月は連休もあって営業日が少なかったことから前月比では25.8%減少した。
内訳は乗用車が前年同月比82.0%増の1万7541台(前月比30.6%減)、商用車が26.9%増の4782台(7.6%減)など。国内生産車は69.8%増の1万4528台(18.3%減)、輸入車は64.6%増の8274台(36.2%減)だった。
VAMA会員企業の販売台数は63.1%増の2万1100台(前月比28.9%減)。ブランド別では韓国の起亜が105.5%増の5112台(6.1%減)で最も多く、これにトヨタが77.9%増4288台(32.7%減)で続いた。
なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は38.1%増の4173台(43.2%減)で、VAMAで2位のトヨタをやや下回った。同じくVAMA非加盟の国産ブランド車メーカーであるビンファストは1154台で、前月から45.1%減少。VAMAで6位の三菱自動車(1682台)に次ぐ水準だった。
1〜2月は34%増、コロナ前上回る
1〜2月の新車販売台数(一部企業除く)は5万3544台となり、前年同期から33.8%増加した。新型コロナウイルス流行前の19年1〜2月の4万5969台を16.5%上回った。
内訳は、乗用車が42.6%増の4万2820台(19年同期比17.8%増)、商用車が4.7%増の9959台(同9.4%増)など。国内生産車は40.5%増の3万2310台(21.9%増)、輸入車は24.7%増の2万1234台(9.1%増)だった。
VAMA加盟企業の販売台数は5万776台で36.7%増加。VAMAトップのトヨタは55.6%増の1万656台で、これに起亜とマツダが続いた。なおVAMA非加盟の現代自の販売台数は27.8%増の1万1601台で、VAMAトップのトヨタを上回った。ビンファストは27.9%減の3257台で、VAMA6位のTHACOトラック(3475台)をやや下回った。