【亜州ビジネス編集部】
タイ証券取引所(SET)は11日、SETと2部市場(MAI)に上場する企業の2021年の売上高合計が前年比23.1%増の13兆1318億5800万バーツだったと発表した。
合計の営業利益は68.3%増の1兆5571億2300万バーツ、純利益は79.9%増の9856億9900万バーツ。前年は新型コロナウイルス流行や原油価格下落の影響で落ち込んでおり、反動で大きく伸びた。
不動産投資信託(REIT)などを除く上場780社のうち、757社が21年の決算書を提出済み。最終黒字を計上した企業は全体の78.1%を占めた。業種別では、石油化学やエネルギー・公益、鉄鋼、ヘルスケアなどが好調。新型コロナ対策の活動制限の緩和が進んだことや、原油価格の上昇、世界経済の回復などがプラスに影響した。
新型コロナ流行前の19年との比較でも、売上高が10.0%増、営業利益が43.7%増、純利益が12.0%増といずれも2桁増だった。
MAIに上場する企業の21年の合計は、売上高が前年比13.3%増の1712億3800万バーツ、営業利益が38.9%増の107億5700万バーツ、純利益が273.6%増の84億3800万バーツだった。