【亜州ビジネス編集部】
深南部ヤラー県のマレーシア国境付近に建設されたベトン空港が14日、正式に開港した。格安航空ノックエアがバンコク〜ベトン線の定期便を就航。プラユット首相やサクサヤーム運輸相らが第1便に搭乗した。運輸省空港局が管轄する空港は29カ所となった。同日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
同空港の敷地面積は約147万平方メートル、旅客処理能力は年間80万人。将来はマレーシアやシンガポールを結ぶ地域拠点となることを目指し、滑走路を1800メートルから2500メートルに拡張することも視野に入れている。まずはノックエアが国内線を週3便運航する。
同空港の開業は深南部の経済振興や観光産業の成長につながると期待され、2015年10月の閣議で建設が承認された。17年に着工し、19年に完成したが、新型コロナウイルスの流行を受けて開港が延期されていた。