【タイ】月内にも一部のEV値下がりへ、振興策を適用=財務省

【亜州ビジネス編集部】

財務省物品税局は、電気自動車(EV)の普及拡大に向けた減税などの振興策について、近く中国メーカー2社などと覚書を交わすと明らかにした。

今月下旬に開幕するモーターショーに合わせて、販売価格に振興策が反映される見通し。中国産のEVは1台当たり15万〜16万バーツほど値下げされ、同イベントでの受注台数が2000台に達すると見込む。14日付プーチャッカーンなどが伝えた。

中国メーカー2社は、上海汽車集団傘下で「MG」車を生産するSAICモーター―CPと、長城汽車(GWM)。同局は他のメーカーとも話し合いを進めており、順次覚書を交わす。

EV振興策は先月の閣議で承認された。2022〜25年に補助金支給と減税を実施して販売価格を引き下げる。

補助金は、価格が200万バーツ以下の乗用車とピックアップトラックに1台7万〜15万バーツを支給する。

物品税率は、乗用車で通常の8%から2%に、ピックアップトラックで0%に引き下げる。

このほか、22〜23年は完成車の輸入関税の引き下げも実施する。ただし、輸入台数に応じて24年以降に国内生産することを義務付ける。


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