【亜州ビジネス編集部】
三菱自動車は16日、東部チョンブリー県のレムチャバン地区で新たな塗装工場の開所式を行った。
120億円を投じて建設。既存の塗装工場に代わるもので、国内の自動車塗装工場としては最大規模という。主要な塗装工程の自動化や先進技術の導入により、生産効率化と環境負荷低減を実現したとしている。
先進的で環境にやさしい技術を導入し、揮発性有機化合物(VOC)の排出量を従来に比べ50%削減できるほか、逆浸透(RO)システムを採用して廃水の50%をリサイクルする。
また、屋根に設置した太陽光発電パネルでは、二酸化炭素(CO2)排出量を年1700トン以上も削減できる。
同社はレムチャバンに完成車やエンジンなどの工場を構えており、生産した車両は世界120カ国以上に輸出している。