【亜州ビジネス編集部】
マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2022年2月の国内新車販売台数は4万3722台となり、前年同月比で0.6%増加した。前年同月を上回るのは2カ月連続。前月からは7.7%増加した。
前年末に首都圏で発生した洪水の影響で一時納車が遅れていたが、生産体制の回復とともに販売が伸びている。17日付各紙が伝えた。
セグメント別にみると、乗用車は前年同月比0.7%増の3万8823台(前月比15.3%増)、商用車は0.1%増の4899台(29.1%減)だった。
1〜2月の販売台数は8万4303台で、前年同期から9.7%増加。乗用車は7.0%増の7万2491台、商用車は33.2%増の1万1812台だった。
国内では新型コロナウイルス流行の影響で21年6月初めから全国的なロックダウン(都市封鎖)入りし、同月の販売台数は1921台にとどまった。その後規制が緩和され販売は回復。21年12月の洪水の影響はあったが、それでも月4万台以上をキープしている。
MAAは、3月の販売が2月の水準を超えると予想。2月より営業日が多いほか、4月から新会計年度を迎える企業が販促を強化することが背景にあるとしている。
生産台数は13.5%増
2月の国内の自動車生産台数は前年同月比13.5%増の5万1291台だった。半導体不足や洪水の影響で低調だった前月からは19.4%増えた。1〜2月の生産台数は9万4252台で、前年同期を11.1%上回った。