【タイ】GDP予測を2.5%増に引き下げ=カシコン総研

【亜州ビジネス編集部】

カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は25日、2022年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比2.5%と発表し、21年12月の前回予測(2.8〜3.7%)から引き下げた。ロシアのウクライナ侵攻を背景に生産・物流コストが上昇しており、経済成長の足かせになるとみている。

ドバイ原油価格は前回予測(1バレル=77米ドル)を大きく上回る105米ドルと予測。インフレ率が4.5%に上昇し、消費減速につながるとみている。また、世界経済にも影響が広がることから、輸出額伸び率の予測を3.4%に引き下げた。前回予測ではインフレ率を2.1%、輸出額伸び率を4.3%と見込んでいた。

一方、ロシア・ウクライナ交渉が3カ月以内に合意する最良のケースでは、ドバイ原油価格が90米ドルにとどまり、GDP成長率は2.9%に伸びるとの見方を示している。インフレ率は3.8%、輸出額伸び率は3.7%と予測。外国人来訪者数はいずれのケースでも400万人と予測し、前回から据え置いた。


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