【亜州ビジネス編集部】
国土交通省は28日、コールドチェーン(低温物流)サービス規格「JSA-S1004」の東南アジア諸国連合(ASEAN)への普及促進に向けて、インドネシアとタイにおけるアクションプラン(行動計画)を策定したと発表した。
JSA-S1004は日ASEAN交通連携の枠組みの下、2018年11月に承認された「日ASEANコールドチェーン物流ガイドライン」をベースに作成した日本の民間規格。ASEAN諸国で倉庫・運送事業者が低温保管・輸送作業を行う際に考慮すべき事項を盛り込んでいる。
重点5カ国(マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム)のうち、21年3月に最初にマレーシア向けのアクションプランを策定。今回は新たにインドネシアとタイ向けを追加した。今後は残るフィリピンとベトナム向けも策定を進める構えだ。