【亜州ビジネス編集部】
カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は、バンコク都民を対象に実施した消費動向調査で、2022年のタイ正月(水かけ祭り、ソンクラーン)の連休期間(4月13〜17日)の消費額が前年比2.5%減の234億バーツ(約860億円)に落ち込むとの予測を発表した。物価高を背景に、消費者が支出に慎重になっていることが要因。
目的別では、「宴会・食事」が3.0%減の95億バーツで最大。これに続く「国内旅行・ホテル」が1.1%増の60億5000万バーツで唯一のプラスだった。このほかは、◆「買い物・お土産」=3.9%減の42億バーツ◆「参拝・喜捨」=5.2%減の18億1000万バーツ――などだった。
1人当たりの平均消費額は5600バーツ。消費額を減らす理由としては、◆食費など生活費の上昇(全体の29%)◆燃料価格の上昇(24%)◆新型コロナウイルスの流行(22%)――の順に多かった。