【亜州ビジネス編集部】
野村不動産ホールディングスは4日、バンコク首都圏の戸建て・タウンハウス事業に参画すると発表した。コンドミニアム(分譲マンション)事業などで提携する不動産開発のオリジン・プロパティーと合弁会社を設立。計580戸を開発する。オリジンとは今後の関係強化に向けて、このほど戦略的提携合意書を締結した。
タイでの戸建て・タウンハウス事業は初めてとなる。
オリジンの子会社ブリタニアと合弁会社を設立し、バンコク都心から約20キロメートル離れたサムットプラカン県バンプリ郡内で住宅を開発する。戸建てが228戸、タウンハウスが352戸で、7月に販売を開始する予定。合弁会社には野村不動産が49%、ブリタニアが51%を出資している。
オリジンとはこれまで、共同でコンドミニアム事業14件とサービスアパートメント事業2件を手掛けてきた。戦略提携では、オリジンが野村不動産に対して優先的に事業機会を紹介することを取り決めており、両社の協力で商品企画・設計・建設管理・販売などを行う。