【タイ】3月のビジネス・センチメント指数、1年ぶり好感圏に

【亜州ビジネス編集部】

タイ中央銀行の発表によると、2022年3月のビジネス・センチメント指数(50以上が好感)は50.7となり、前月の47.8から上昇した。

新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和や世界経済の回復などを受け、指数は2カ月連続で上昇。12カ月ぶりに好感圏に回復した。

製造業は48.7から50.6に、非製造業は46.8から50.3にそれぞれ上昇した。非製造業では、ホテルとレストランが新型コロナ流行後で初めて50に達した。


上昇
◆「業績」=46.4→57.1

◆「生産」=49.1→57.1

◆「雇用」=53.0→53.2

◆「受注」=50.6→55.2


低下
「投資」は56.3→56.1

「生産コスト」は31.4→24.5

特にロシアのウクライナ侵攻を背景に原燃料が高騰し、生産コストは08年以降で最低となった。


ビジネス・センチメント指数の3カ月後見通しは50.9に低下。前月の55.5を下回った。好感圏は7カ月連続となったものの、ロシアのウクライナ侵攻やコスト増に対する懸念が強まり、指数は過去6カ月で最低となった。


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