【亜州ビジネス編集部】
日本の財務省は5日、同省関税局がタイ財務省関税局との間で、輸入貨物の通関手続きを簡素化・迅速化する「AEO(認定事業者)制度」の導入に合意したと発表した。
両国の税関当局は、安全管理や法令遵守の体制が整備された事業者を対象に、手続きを簡素化・迅速化する。
輸入貨物の審査・検査の際、相手国のAEO事業者による貨物であれば審査を簡略化する。開始時期は、両国での必要な調整を経た後に決める。
同制度は世界税関機構(WCO)の枠組みに沿って各国の税関当局が取り組んでいる施策であり、日本はこれまで米国や欧州連合(EU)、シンガポール、マレーシアなどと相互承認している。