【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が13日発表した2022年3月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比18.4%増の3万6962台だった。増加は3カ月連続。新型コロナウイルス流行前の19年3月に比べても14.0%増加した。年度末で販促を強化するメーカーがある中、前月比では62.1%増加した。
内訳は乗用車が前年同月比35.1%増の2万8491台(前月比62.4%増)、商用車が18.1%減の7794台(63.0%増)など。国内生産車は26.2%増の2万1863台(50.5%増)、輸入車は8.6%増の1万5099台(82.5%増)だった。
VAMA会員企業の販売台数は19.4%増の3万5021台(前月比66.0%増)。ブランド別ではトヨタが22.2%増の7977台(86.0%増)で最も多く、これに韓国の起亜、三菱自動車、ホンダが続いた。
なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は3.8%増の7069台(69.4%増)で、VAMAで2位の起亜(6238台)を上回った。同じくVAMA非加盟の国産ブランド車メーカーであるビンファストは3471台で、VAMAで4位のホンダ(3604台)に次ぐ水準だった。
1Qは27%増、コロナ前上回る
第1四半期の新車販売台数(一部企業除く)は9万506台となり、前年同期から27.0%増加した。新型コロナ流行前の19年第1四半期の7万8386台を15.5%上回った。
内訳は、乗用車が39.5%増の7万1311台(19年同期比21.1%増)、商用車が6.7%減の1万7753台(同2.1%減)など。国内生産車は34.4%増の5万4173台(16.8%増)、輸入車は17.5%増の3万6333台(13.5%増)だった。
VAMA加盟企業の販売台数は8万5797台で29.0%増加。VAMAトップのトヨタは39.3%増の1万8633台で、これに起亜とホンダが続いた。なおVAMA非加盟の現代自の販売台数は17.5%増の1万8670台で、VAMAトップのトヨタを上回った。ビンファストは1.8%減の6728台で、VAMAで5位の三菱自(8938台)を下回った。